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【R18】Querer【創作BL】

第13章 初恋





期待して見詰めていると、

湊は「…俺のせいですか?」と口にした。





「違う。
お前の家に初めて行った時、
息子の写真見せたろ?

そこで似てないって言われて…
気になってDNA親子鑑定をしたんだ」



「…え…?」



「結果は親子否定、0%だった。
俺の種子なんて

何一つとして交わってなかったんだ」





湊が気付かせてくれた。

湊のセイなんかじゃないのにコイツは。








「それって、やっぱり俺のセイじゃ…」


「おまえは気付かせてくれたんだ。
出産前にもその後でも
調べる機会はいつでもあった。

…よかったよ。
嘘つきの嫁と一生涯尽くさなくって…」








もしも気付かせてくれなかったら
一生、騙されていたかもしれない。



血の繋がらない親子として

生涯を見送られるところだったかもしれない。








湊からの返事はない。


もう一押しすれば。























「家に泊めてくれないか?」




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