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【R18】Querer【創作BL】

第13章 初恋





額から滲むほどのいい汗を掻いて、

汗をかいた湊も
Tシャツの胸元をパタパタとやっている。





「あっつ…」


「いい運動になったろ?」


「はい!たまには童心に
帰るのもいいですね!
楽しかったですっ」


「そりゃなにより」





明るい笑顔を見せられてドキッとする。



タオルで汗を拭い、
スポーツドリンクに口付ける。



夏の日は長い。
6時近くなってもまだ明るい時間帯。

ドッジボール仲間と別れて、車に乗り込み。





「夕食…、一緒に食べないか?」


「え?でもご家族が…」










湊の家に行きたい。


まだ、湊と一緒に…。








「……離婚することになった。
6年間も嫁に騙されてたんだよ…俺は…」








独り身になったと知れば、

同情して家に上げてくれるかと企んだ。






少なからずあったはずだ。

俺が嫁も息子もいる既婚者だって。








湊と一線を越えたい。



もう一度、チャンスがあるのなら。


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