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【R18】Querer【創作BL】

第2章 距離感







「おまえの言っていることはよく分からん。
前の会社で嫌がらせを受けたのか?」


「分かってるなら聞かないでくださいよ!!
俺はもう…っ」



この会社辞める、とでも言いだしそうだった。

そう言われる前に
肩を掴む。





「おまえの取り乱している理由は分かった。
俺は何も上から聞かされちゃいない。
おまえの口から聞かない限り、

俺は何も知っちゃいない」





人には言えないようなこと。

錯乱するほどの嫌がらせを受けた。



未だに正体不明だが、

角が…

その正体に悩まされている事実を知れて、
安堵する自分がいたのは確かだった。


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