第7章 空白と決意
リヴァイside
進まないペンを置き、
自室のベッドで仰向けになる。
俺はどうしたいのだろうか。
今日は調査前の最後の休暇。
多くの兵士達が家族や友人、大切な人に愛を伝えている頃だろう。
これから一生会うことが出来なくなるかもしれない。
昨晩エルヴィンに言われたことがずっと耳に焼き付いていた。
リアが俺を忘れた?
ならあの日の約束は何だったのか。
来年も一緒にあの丘に行くんだろ?
俺に飯を作ってくれるんだろ?
……アイツはあの日のことも全て忘れちまったのか?
胸が苦しい。
…アイツに、アイツに会って確認しよう。もしかしたらまたエルヴィンにはめられたのかもしれない。
俺はまだ
お前に何も伝えれてねぇんだよ。