第11章 始動
咲弥が中へ戻ってくるのをなんとかかわして気付かれないように部屋に戻った西谷達
西谷「聞きそびれたー」
田中「あの状態で聞けるか!!」
西谷「でもさっきので咲弥さんの好きな人が3年の誰かってのが分かりましたね!」
縁下「そんなある意味亀裂が入りそうな事を清々しく言うなよ…西谷…」
澤村「なんか余計に…」
菅原「言いづらくなったような…」
東峰「(コクン、コクン)」
西谷「そんな事言ってたらほんとに月島に持ってかれるっすよ!?な!月島!」
月島「まぁ……隙あらばって感じですかね…歳の差とか関係ないですよね?恋愛には(ニコ)」
((堂々とした宣戦布告!!しかも月島が笑ってる( ̄□ ̄;)!!))
澤村・菅原・東峰「「…………」」
澤村達3人は悩みながら寝る事となった
《5月3日 合宿2日目》
皆がランニングに出てから咲弥と清水はマネージャーの仕事をこなしていく
咲弥「あ、体育館に忘れ物しちゃったから取ってくるね」
清水「うん。分かった」
咲弥が体育館に着くと中から武田と烏養の話し声が聞こえてきた
武田「もしかして…試合のメンバーでお悩みですか?」
繋心「セッターに…迷う」
咲弥「っ!」
繋心「実力からいけば影山。菅原の強味が1年の時から築いてきたエースとの連携だとしても…影山はその時間すらあっというまに飛び越えてしまうような才能を持ってる。けど…菅原も今までやってきたわけで……他の連中からの信頼もあるだろうし……」
咲弥(孝支……大丈夫かな……)