第8章 約束
烏野「「ありがとうございましたーーーっ!!」」
《体育館からバスへの移動中》
澤村「武田先生はあぁ言ってくれたけど正直、及川のいる青城と真っ向勝負で戦って勝つ為にはまだ決定的に足りないものがある……」
及川「おぉ~~さっすがキャプテン~」
烏野「「ん……??」」
咲弥「徹ちゃん……」
及川「ちゃんと分かってるね~~」
田中「あ゛ぁ!?」
日向「で、でたな大王様!!」
及川「ちょっとだけ咲弥と話したいんだけど…」
咲弥「徹ちゃん…?」
月島「咲弥さん…ダメだよ」
咲弥「え…?」(月島に右手を握られる)
菅原「咲弥大丈夫だから」
咲弥「孝支?」(菅原に左手を握られる)
咲弥の前には澤村と清水が立ち塞がった
田中「なんだコラァ~~(゚Д゚#)」
日向「なんの用だコラ~」
田中「やんのか~コラァ~~ヽ(゚Д゚)ノ」
日向「やんのかーコラ~」
澤村「まぁ、田中も日向もそのくらいにしとけ」
田中「でも、大地さん!」
無言で田中の肩に手を置く
澤村が田中達の前に出て及川と向かい合う
澤村「うちのマネージャーに何か?」
及川「ふぅ……ちょっと中学の時の事で謝らせてほしいんだよ」
影山「今さら謝ったって遅いでしょ!!咲弥さんが辛かった時間は消えない!」
澤村「影山」
影山「でもっ!」
及川「分かってる…咲弥が傷付いた時間は消えない…でも謝らせてほしい。別に許してほしいなんて思ってない……ただ普通に話せるようになりたいんだよ。図々しいかもしれないけど…咲弥さえ嫌じゃなければ友達に戻りたいんだ…岩ちゃんと話してるみたいにさ…」
そう言って力なく笑う及川