第2章 想い
及川side
え、オレの発言はスルーですか…?
岩泉「あ?ただのダチだけど?」
及川「そ、そうだよ!咲弥となんかあったら怒る!」
花巻「そこまでしてたのに?ってかなんで及川が怒るんだよ」
岩泉「そうなる前からちょこちょこ相談に乗ってたんだよ」
松川「へぇ」
及川「オレの知らない所で岩ちゃんどんだけ仲良くなってんのさ!」
岩泉「うっせーぞ!グズ及川!お前がヘラヘラしてるせいであいつへの風当たりがキツかったからそばにいたのもあるけどな。及川のやろーのせ、い、で」
及川「もう!分かってる!オレが全部悪いってーー!!(。>д<)」
花巻「話し聞いてたら元カノ可哀想になってきたわ…」
及川「え!マッキー!オレはー!?」
松川「及川に同情の余地なし」
及川「えぇーーーっ!?」
そう。
オレが全部悪い。今なら分かる。
ちょこちょこ人気が出てきてチヤホヤされて
完全に浮かれてたんだ…
ほんとに今思えばかなり調子に乗ってた。
2年になってから咲弥から何度か
“別れよう”ってメールがきたけど
意味が分からなくて適当に
“大丈夫!別れなくても!”って返してた…
それくらいから咲弥に話しかけようとすると
岩ちゃんが邪魔するようになった
特に気にもとめてなかった…
そしたら咲弥から連絡が来なくなった…
こっちからメールしても電話しても
繋がらなくなった…
だからそのまま自然消滅みたいな感じ…
その時は全然深く考えてなかった。
中学生だったオレの考えは
お子ちゃまだったんだ…
はぁ…少しでいいから会いたいな…