第20章 過去のしがらみ

武田「では私が明日朝一で病院に……」

繋心「って先生は学校だろ？」

武田「あ……」

東峰「じゃ、じゃあ俺が！！」

繋心「お前も学校だろーが！」

東峰「うっ……でも……」

繋心「でもじゃねー……病院は俺が連れていく」

武田「ではよろしくお願いしますね、烏養くん」

繋心「おう。後、東峰と澤村は今日の事が学校で広まったりしないか注意しとけよ」

東峰・澤村「「はい！」」

繋心「後、先生」

武田「あ、はい」

繋心「こいつ…警察は入れたくねーみてーだし……」

咲弥「…………」

繋心「なんか理由ありそうだから学校で話す時はこいつの名前は出さずに通り魔が出たくらいでとどめといてくれ」

武田「分かりました…」

繋心「咲弥はうちに来い」

東峰・澤村・武田「「え！？…………[ジィー]」」

繋心「ば、バカか！ここのじぃちゃんとばぁちゃんに頼まれてんだよ！昔からの付き合いでな！それに家にはお袋達もいるしな」

東峰・澤村・武田[[ほっ……]]

東峰「あからさまに“ホッ”とすんな！っつーか結月の妹に何もするか！」

武田「そ、そうですよね！」

繋心「はぁ……」



東峰「咲弥……明日、病院行ったら連絡くれるか？」

咲弥「旭……ごめんね…」

澤村「っ……」

東峰「なんで咲弥が謝るんだよ……」

咲弥「……心配かけちゃったし…(苦笑)」

東峰「心配くらい当たり前だろー！？」

咲弥「……ありがと………大地も……」

澤村「っ！俺は……何も……」

武田・繋心「「…………」」

繋心「ま、とりあえず今日は帰るぞ」