第16章 時を越えて〜分岐〜幸村ver.後編 ※R18あり
※ここからはR18となります。苦手な方はスルーしてください。
野原から戻った二人は、幸村の部屋へと直行した。襖を閉めた途端
「ーーんっ」
激しく唇を奪われる。今まで二人が交わした口付けは数えるほど。その全てが触れるだけの軽いものだった。これまでとは全く違う、甘く痺れるような口付けに酔いしれる。
「口開けろ」
幸村の言葉に舞がわずかに口を開くと、舌が口内に入り込んで来る。
クチューーチューー
お互いの舌と唾液が絡み合い、卑猥な音が漏れる。二人は夢中になって唇と舌を貪り合った。
口付けだけで力の抜けた舞を、幸村が抱えて褥へと移動する。移動する間も、舞を褥に横たえてからも『離さない』とばかりに、口付けは止まない。
「あっ」
着物の合わせから入り込んだ幸村の両手が、舞の左右の突起を撫でる。すぐにピンと勃ち上がった突起を、今度は優しく摘み、ゆるゆると刺激を与える。
「んっーーあっ」
吐息と一緒に漏れ聞こえる舞の声に
「かわいい。もっと聞かせろ」
と、唇を耳に寄せて幸村が囁く。そのまま、耳を舌で愛撫すると
「あっ、幸村ーーああっ」
舞の嬌声が響く。
「耳、弱いのか?」
そう言いながら、耳たぶを甘噛みされ、舞の中心が甘く疼き出す。
耳から首筋に降りながら、双胸への刺激も止めない。いつものぶっきらぼうな幸村からは想像もつかない優しく丁寧な愛撫に、舞はトロトロに溶かされて行く。
いつの間にか晒された双胸をチロチロと舌で撫で、唇で吸い上げる。あまりの気持ち良さに
「あああっーー」
大きな喘ぎ声が漏れた。
「胸も弱いのか?」
そう聞かれ恥じらう舞に
「肌も胸もきれいだ。柔らかくて甘くて感度もいいなんて最高だな。」
幸村がまた耳元で囁く。
「んんっー、あっ」
「あー。ほんとにかわいい。体中愛してやるからな。」
そう言って、胸への愛撫を再開した幸村の手が、舞の中心へと伸びる。
「…もうグチュグチュだぞ。やらしーな。」
目を覗き込まれて言われる辱めに、さらに蜜が溢れ出す。
「きれいに舐めてやらねえとな。」
そう言って、幸村が体を下げようとすると
「ゆきむらのも…」
「ん?」
「幸村のもする」
舞はそう言って、幸村の男根に着物の上から触れる。
「…してくれんのか?」
幸村が期待に満ちた眼差しで尋ねると、舞はコクリと肯いた。