第25章 試練〜試される心〜
嘉正様に別れを告げた後、私たちはお城へ帰った。
信長様は一旦仕事へ戻り、夜がふけた頃、天主へと戻ってきた。
そして.............
「やっ....あっ、」
卑猥な水音と、私の喘ぎ声が響く部屋の中、着物を全て剥ぎ取られ褥の上で真っ裸の私は、昨日と今日、2回分のお仕置きの真っ最中。
ピチャ、ピチャと私の胸を舐める音と、クチュクチュと、秘部を掻き混ぜる指の音が交互に私を責める。
「あっ、....やっ、....」
夜毎信長様に愛される身体は、全てが信長様の手の内で......、
「あっ、信長様っ..........っーーー」
イキそう..........
じわじわと波が押し寄せ、のまれそうになった時、信長様はツプンっと指を私から抜いた。
「あっ、...........」
波は無惨にも、直前で引いていき、もどかしさだけが残る。
(さっきから同じ所で.........、とうして........?)
今夜の信長様は、先ほどから何度もこの行為を繰り返す。
イキそうになる寸前で止められ、また違う刺激を与えてくる。
「っ、ど、どうしていかせてくれないんですか?」
「何だ、イキたいのか?」
分かってるくせに、その顔は意地悪で楽しそうに私を見下ろす。
でも、いかせて欲しい....
もう、いやらしく身体がヒクヒクと震えていて、寸止め状態はつらい。
コクンと素直に頷くと、口づけが落ちた。
「そんなに可愛いく強請るな。貴様に強請られると何でも叶えてやりたくなる。.....だが、それでは仕置きにならんであろう?」
「っ、........何で?」
(もう、辛いのに........)
苦しくて、涙がポロポロとこぼれ落ちた。
「空良、.....俺は確かに貴様の涙には弱い。だが、今夜は泣いてもダメだ」
私の涙を唇で受け止めて、信長様は残酷な言葉を放つ。
「今夜は一人ではいかせん。気も失わせぬ。俺の抱きたい様に貴様を抱く」