第24章 貴方と温まる夜〜大晦日特別編〜
「わっ、えっ、やっ!なっ、何⁈」
着物を着ているとは言え、股を割る様に肩車をされれば、信長様の頭に自分のあそこが密着するわけで.........
「の、信長様っ!怖いし恥ずかしいです。降ろして下さい」
安土城の天井は高く作ってあるとは言え、背の高い信長様の肩の上ともなると、もう天井につきそうな勢いで、そして何よりも怖い。
「ふんっ、じゃじゃ馬には丁度いい」
「えっ?」
「手が棚に届かんのだろう?今の内に早く拭け」
(あ、ああ、そう言うこと?)
「で、でもこれじゃ恥ずかしい.....です」
「早くせぬとこのまま広間に連れて行くぞ?」
「あっ、やっ、すぐ拭きます!」
届くと言うには十分すぎる程の高さの中、私は手にした雑巾で棚の上を拭き始めた。
(どうしよう.......。信長様の頭に当たっている自分の秘所が気になって掃除に集中できない。しかもこんな子供みたいな事されて、恥ずかしい)
露わになった太腿には信長様の息が時折かかり、ピクリと小さな反応をしてしまう。
(ダメっ、意識してる事に気づかれちゃう)
ダメだと思えば思うほど脚には力が入っていく。
「どうした?終わったか?」
「っ、あ、あと少しです」
「そうか..........」
ペロッ!
「やんっ!」
突然太腿を這う舌の感触。
(な、舐められた!?)
「クッ、すごい声だな」
「の、信長様、悪戯はやめて下さい。落ちちゃいます」
「ただ待つのは退屈でな......」
ちゅぅーーーーーー
今度は、太ももの内側を強く吸われた。
「んっ!......だっ、だめっ!」
「ダメだと思うなら早くしろ」
「い、意地悪っ!落ちたら信長様のせいですからねっ!」
「ふっ、俺はそんなヘマはせん」
かぷっっ!
「あぁんっ!..........もうっ、噛まないでっ!信長様っ!これじゃあ終われません!」
「じゃあ俺も、止められんな」
「ううーーー、」
一体どんな顔をしてるのか?きっと悪い顔をして愉快そうに口角を上げているに違いない。