第19章 恋仲〜逢瀬編〜
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「俺に、初めて抱かれた夜のことを覚えているか?」
濃厚な口づけ攻撃の後は、指と舌で身体中を隈無く愛撫され何度も上り詰めた。
もう、身体が褥にくっついたみたいに動かない。
それなのに、また突然のこの質問。
「はぁ、はぁ......あ、あまり詳しく覚えては......」
あの日は恐怖が何よりも勝っていたのと、初めての事ばかりだったから、どう抱かれたのかなど、細かな記憶は残っていない。
「忘れたか。........ならばあの夜と同じ様に、今宵は貴様を抱いてやる」
「えっ」
ぐいっと、信長様は褥に横たわる私を抱き起した。
「の、信長様?」
脚を割って乗せられた信長様の膝の中心には、凶暴なまでに反り返り勃ちあがるアレ........
「どうした、あの夜を思い出したか?」
凶暴なモノに目を奪われ固まる私に信長様はククッと笑う。
「貴様はこの抱き方が好きであろう?今宵は、俺を初めて知った日を思い出させてやる。そして忘れぬよう刻みつけろ」
「やっ、待って、あっ、あぁっ!」
不敵な笑みを浮かべながら私のお尻を掴むと、ズズッと凶暴なモノを押し込んで来た。
「はっ、......ぁぁ、信長様.........」
お腹が、きゅうきゅう言ってるのが分かる。
「っ、力を抜け、締め出す気か!」
はぁ、と息を吐き、私を抱きしめる信長様の腕に力がこもる。
「ん、....はっぁ、んん.......無理です。信長様のモノを小さくして下さい。あんな.....入りません、んん!」
「阿保、ここまでにしたのは貴様のせいだ。責任を持って受け止めよ、........っく、力を抜けと言うに」
悩まし気な表情で息を吐きながらも、信長様は私の腰を沈めて行く。
「ぁぁ、......ん、っあ、はぁ、力なんて、抜けません、ん.....」
「くくっ、初めて抱いた日も、確か同じような事を言っておったな」
思い出を語りながら信長様が私を強く抱きしめるから、お互いの肌が余す事なくくっついて、余計に私のお腹の辺りをキュンとさせてくる。
肌と肌を重ね、繋がっていく事はいつだってこんなに特別で......
「ん、.....信長様が好きです」
気持ちがどんどん昂ぶって行くのと、あまりの質量に我慢できず、信長様の首に抱きつき自分から唇を重ねた。