第9章 少しだけ未来の話(銀時裏夢)
「そういえば、いーもん貰ったんだった」
「?」
押し入れを開けた銀時は、「どこにやったっけ」と何かを探す。
「あったあった。ほらコレ、使ってみようぜ」
「何それ?」
「ローションなんだけどさ、吉原御用達で塗るだけで気持ちいいんだとよ」
「それ、大丈夫なの?」
「さあな。まぁ、試してみようぜ」
銀時は自分の手に乗せたローションを、遼の肌の上に広げていく。
「ふあ、何か、温かい」
「ホットローションだったみてぇだな。遼の気持ちいいトコは……っと」
円を描くように胸を揉むと、自然と遼の体がぴくりと反応した。
胸から腰へ、そして秘裂へとローションをのばしていく。
「んっ、銀ちゃん」
「どうした?」
「あっ、わっ、私も銀ちゃんに触りたい」
「……しょうがねぇな」
裸になった銀時は、布団に横になり遼と向かいあうと、薄く開いた唇に舌を差し入れて深く口吻した。
「んっ、んっ」
翻弄されながら、遼は恐る恐る手を伸ばし、銀時の肌に触れる。
「っ、は、やらしい触り方だな」
「え?
あ、ごめん。あの……」
物言いたげな遼の視線に、銀時は「どうした?」と尋ねるが、遼は黙って銀時に抱きついた。
「やっぱり何でもない。ねぇ、もうちょっと触ってもいい?」
「いいぜ。どうせなら、ココも頼む」
手を取られて銀時の物へと促され、遼はそっと包み込む。
恐る恐る手を動かすと、それがぴくりと反応を示して、遼はそっと先端を指で弄った。
「っは、そうそう、もうちょっと強めでも大丈夫だから」
「ん、こんな感じ?」
両手で握って擦ると、銀時の呼吸が荒くなり、手の中の物が熱く質量を増していく。
もどかしくなっていく体が耐えられず、遼は縋るように銀時を見上げた。
「っ、銀ちゃん」
「どうした?」
「私、もう……その……」
「ちゃんと言えたら、叶えてやるよ」
囁かれ、遼はぞくりと震える。
思考がぼんやりして、快感を得ることしか考えられなくなり、自分から銀時に口吻た。
「お願い、銀ちゃんでいっぱいにして」
「可愛いけど、エロさが足りねぇな」
「意地悪言わないで。私、もう……」
「もう?」
銀時は、体をすり寄せてくる遼の秘裂をなぞりながら笑う。