第6章 絆される・続(神威裏夢)
片方に歯を立て、もう一方は強く摘まみあげると、遼が膝を擦り合わせる。
神威は遼のスカートをずり上げて、下着越しに秘部を撫でた。
「濡れてる」
「いわっ、ないで下さ……んっ」
強めに擦られ、遼の腰が浮く。
「ふあっ、団ちょっ」
「この間より、感度良くなってない?」
下着をずらして直接秘部に触れた神威は、濡れた指先を遼に見せつけ妖しく笑った。
その表情が、仕草が、声が、遼をますます興奮させる。
(団長に触ってほしい──団長に、触りたい)
殆ど無意識に伸ばした遼の手が、神威の体に触れた。
見た目より厚い胸板から、腹筋へ。
視線が絡み合い、どちらともなく深く口吻ると、裸になりベッドに横になって向かいあった。
神威の手は遼へ、遼の手は神威へ伸ばされ、互いの体を愛撫する。
「団、ちょ……」
「遼の手、気持ちいい」
うっとりとする神威の表情に気を良くした遼は、神威のものを軽く握り、先端を指先で軽く擦った。
「っ、あ……それ、いい」
滲んできたものを指に絡めながら、擦る速さを変えると、神威の吐く息が一層熱くなる。
その様子を見るだけで、遼は体の奥がじわじわと熱くなるのを感じた。
それに気付いた神威は、蜜を絡めた指で花芽を摘まんで動かす。
「ああっ!」
「っは、やっぱりこれが好きなんだ」
「んっ、んっ、待って」
指を中に挿入して擦りあげながら、些か乱暴に擦られてぷっくりと剥けてきた花芽を、神威は集中的に刺激する。
「手が、止まってるよ」
「あ、はっ」
震える遼の手が、ぎこちなく神威のものを包み込み、先端や裏筋を撫で上げた。
固く反り上がり、解放の時を待つようなそれに触れながら、遼は思考がぼやけていくのに気付いてごくりと喉を鳴らす。
「遼っ、入れるからっ、手を」
「は、いっ、ふあっ、ああ……」
神威は自身を蜜口に擦り付けると、一気に半分ほどを挿入させた。
うまく解れていたのか、抵抗なく入ったそれで中を刺激すると、遼の腰が悩ましげに動く。
「もっと、入れて欲しい?
それとも、この辺りを突くのが気持ちいい?」
ぐりぐりと中を突かれ、遼の足に力が入る。