第26章 束縛（沖田裏夢）

沖田の指摘に、遼はいやいやをするように首を横に振る。

「いわっ、ないでぇ…」
「言わなきゃわかんねぇだろ。にしても、胸だけでこんなになってたら、挿れたら壊れるかもな。理性も、恥じらいも」

沖田の笑みに、遼はぞくぞくと腰から頭に電流が走るような感覚がして恐ろしくなった。

「やだっ、総悟さ……」
「安心して思う存分乱れろよ」

下着越しに秘裂をなぞりながら、快感に耐える遼に口づけすると、ますます愛液が滲みだし、沖田の指を湿らせる。
くちゅくちゅと舌を絡めると、堪らず遼は沖田の浴衣を掴んだ。

「んあっ、んくっ……」

二人分の唾液は、遼が必死で飲み込んでも口の端からだらだらと溢れ、加虐心を擽られた沖田は下着ごと蜜壷に指を突っ込む。

「？！」
「っは、すげぇな。やらしい穴が、パンツごと俺の指を咥えこんでるぜ」
「ん、まっ、待って…っ」
「待たねぇ。つーか、待ってやれるほど余裕がねぇ」

濡れた下着は遼の秘裂を強調させ、沖田は遼が反応する個所を的確に責めた。

「取り敢えず、一回イっとけ」

一度指を抜き、下着のわきから直接秘裂に指を突っ込んで少し激しく動かすと、ぴくぴくと遼の体が反応する。

「ああっ、やだぁ……」
「まだまだ序の口だぜぃ。そろそろ挿れてやるよ」

濡れそぼった遼のショーツを脱がせると、沖田は勃起し始めた自身にスキンを装着した。
その時間すらもどかしいのか、この先の行為を期待する遼の体はますます敏感になっていき、沖田のこと以外何も考えられなくなる。

「そーごさ…ンうっ、早く」

理性と一緒に知性も失ってしまったかのような遼の姿に、沖田は堪らず舌なめずりすると、躊躇うことなく自身を蜜壷に挿入した。
瞬間、遼がびくりと体を反らす。

「挿れただけでイくとか、どんだけ淫乱な体してんでい。ま、俺がそうなるよう調教したんだけどな」
「あっ、まだっ、動いちゃだめぇっ。またイっちゃうっ」

焦らすようにゆっくり動かす沖田に、遼は涙を浮かべて訴えるが、その反応は逆効果で、浅くゆっくり出し入れを繰り返された。

「ひあんっ！やだぁっ、それっ、擦れてるからぁっ！」