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魂の色【銀魂短編夢】

第3章 アイの無い形(真選組逆ハーギャグ)


「おい遼、俺は最初から4Pは嫌だぜィ」
「だったらテメーは一人で抜いてろ」
【副長、総悟くん、神武の事は自分に任せて二人で❌❌❌してて下さい。世間的には銀土でも、沖土や逆カプもありだと思うので】
「何か終がとんでもない事書いてるんだけど!?沖土って何?逆カプって何?!」

突然とんでもない事を書き始めた斉藤に、流石の近藤も大混乱でツッコむ。

【沖田×土方のBでLな展開のことで、逆カプとはその反対の……】
「いいから!詳しく説明しなくていいからァァッ!!」
「何で斉藤隊長が饒舌になってるんですか?」
「愛染香の副作用とか?」

果たして饒舌と言っていいのかわからないが、斉藤が次々ノートに何か書いている。
気になった遼がのぞき込むと、斉藤は慌ててノートを隠した。

「えっ、何で隠しちゃうんですか?」

黙って首を横に振る斉藤に、遼は不満げに唇を尖らせる。

「もしかして、私の悪口とか書いてます?」

疑われ、斉藤は更に必死で首を横に振った。

「じゃあ、見せて下さい」

手を伸ばす遼に、斉藤は渋々ノートを見せる。

【神武遼Z】
「……え、何かコレ、私粛正されちゃう感じですか?」
【違う】
「あ、じゃあ、仲良くなりたいとか?」

頷く斉藤に「なるほど」と、吞気に納得した遼を見て、集まっていた隊士達も「それでいいのか」と、心の中でツッコんだ。

【副長達は、自分が足止めしておく】
「いいんですか?」
【入浴する時間くらいは稼げる筈だ】
「ありがとうございます。じゃあ、行ってきます」

斉藤に後を託すと、遼は急いで風呂場に向かう。
いくら斉藤が剣豪と言えども、土方沖田を相手に長くは持つまい。
着替えを掴んで風呂に向かうと、先回りしていた原田が「人払いはしてるから急げ」と扉を開けた。

「ありがとうございます!このご恩は必ず!!」

まるで戦地さながらの緊迫感だ。
ただ風呂に入るだけなのに。
こんなだから銀時達に「バカで物騒な集団」だと言われるのだろう。
服を脱いで浴室に入った遼は、シャワーの蛇口を捻る。
湯船につかる時間はない。
全身を洗い流すと、急いで脱衣所に戻り、体を拭くのもそこそこに着物を着た。

「原田隊長、ありがとうございました!」
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