【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第2章 錯綜と交錯
「…っは、暑い」
Tシャツの綱元をパタパタと引っ張り扇ぐ。
安室はまだ服すら脱いでいなかった。
片や、最後の布も剥ぎ取られ一糸纏わぬ。
『零も…脱いで』
彼に良く似合う白Tはほのかに汗を纏ったまま床に脱ぎ捨てられた。
記憶のないは彼の裸を見るのははじめてで、泊まるときも肌を見る事はなかった。
無駄のない鍛え抜かれた褐色の身体は月明かりに照らされ妖艶さを際立たせる、うつろだった目を見開き見惚れた。
『キレイ…』
上体を起こし手を伸ばす。
鳩尾あたりから臍まで指を滑らせ、しなやかな筋肉を堪能し…思わず生唾を飲んだ。
ピクッと反応を見せる彼の目に視線を移すと、髪をかけあげ飢えに揺れた表情で自分を見おろす彼がいる。
「生唾を飲むほど気に入ってもらえて良かった」
自分に欲情したを満足げに、少し意地悪そうに向ける表情ですら色気がダダ漏れで、そんな妖艶な彼からは目が離せなかった。