【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第10章 零の奪還
首を絞められたまま、乱暴な抽挿をただ玩具のように受け入れる。
意識は朦朧と飛びそうで飛べない、時折緩む手に合わせてヒュッと息を吸い込む、ギリギリのところで弄ばれているようだった。
首を絞められて苦しい…
揺すられる身体が痛い…
抗えないのが悔しい…
無理矢理与えられる快感が…気持ちいい…。
何ひとつ自身でコントロールする事ができない。
ふっと緩められる手に条件反射のように息を吸い込む。
しかし首元から離れた手はの顎に添えられた。
数秒前まで首を絞めていた手とは思えない程に、ひどく優しい触れ方。
唇から舐め取られるように咥内に入り込んだ舌が絡みつくと、の胎内を違和感が走った。
自分の胎内で大きく脈打ち、注がれる熱を感じる。
(……な…、……中に…)
唇は離れ、いまだ固さの残るジン自身を張り出た部分まで引き抜き、再度腰を穿ちはじめる。
ぐぢゅぐぢゅと胎に吐き出された精液と自身の分泌液が混じり合い、ひたすら卑猥な音をたてる。
暴力的な快楽を受け続け、の息は上がり肩を激しく揺らした。
ジンはの中に自身の欲望を3度吐き出すと、見下ろすように上体をもたげた。
自身がされた行為に、朦朧としつつも絶望的な表情を浮べるとは対象的に、口の端は片方だけ不気味に釣り上がり、狂気的な笑みを浮べる。
ジンのものが抜かれると、粘着性のある液体がどろりと溢れる感覚。
『…なんで、こんなこと……』
ジンは身支度を整え、に背を向けた。
「2度と逃さねぇ…」
煩わしそうな声を残し部屋から去って行った。
身体の疼きは消えていた。
入れ違うようにベルモットが部屋に戻ると、の状況を見ても特に驚くわけでもなかった。
「あら…無理されたようね」
ベルモットは耳元で囁くと言葉を続けた。
「ねぇ、ミスティ。これ欲しい?」
の目の前には指で摘まれた錠剤があった。
「アフターピルよ」
しかしベルモットには睡眠薬を盛られた経験があるために、それがアフターピルだとは俄に信じ難い。
「彼…なんて思うかしら」
『え…?』
しらを切り通す余裕がなかった。
"彼"という言葉に、動揺まじりの反応を見せてしまった。
ベルモットはの反応に妖しく美しい笑みを浮かべた。