【名探偵コナン】Redo*misty【降谷/ 赤井/ジン】
第1章 記憶と感覚
通話を終えた安室は少し離れたところに停めてある自分の車の助手席にを乗せると車の方へ戻っていく。
車内から外の様子はあまり伺えないが店内放送と慌ただしく人が動く音が聞こえてきた。
『やっぱり爆弾だったのかな…』
保護や守るという言葉に現実味を感じてきた頃、立体駐車場に上がってきた車が目に入る。
『……うわお、おまわりさん…』
何て事をしてくれたんだ貼り付け営業スマイル男と心の中で悪態をつくを他所に、爆弾の解体らしき事がはじまっていた。
『記憶を失くした探偵らしくて家に武器がたくさんあって?…車に爆弾仕掛けられる?怪しい女って…』
捕まる前に逃げようと車を降りたところで安室に腕を掴まれる。
「大丈夫だ」
『大丈夫じゃない!』
数分前までと打って変わり顔は青ざめ焦っているの背中を擦る。
「安心しろ」
『この後どうなるの…事情聴取とか調書とか取られるの?』
「どうしたいんだ」
『今すぐ逃げたい………、何で警察なんて呼んだの…』
の肩を両手で掴み視線を合わせる。
「大丈夫だ、安心しろ、言っただろ」
『裏切ったら刺すわよ…』
の左腿を触りナイフを確認した安室は特に驚きもせずため息をついた。
ポケットからスマホを取り出して誰かに電話をかけた。
「俺だ、上手くやってくれ」
その一言で通話を切った。