第1章 仇【進撃の巨人/リヴァイ】
「どうしたい?」
何でそんな事聞いてくるの?
「……好きに犯せばいいじゃない。お互いが仲間の仇なんだから、優しくする必要ないでしょう?」
「……そうだな」
ふいに見えてしまった悲しそうな顔。気が付けばリヴァイの頬に手が触れていた。憎いはずなのに、ただの敵同士なのに。
どうしたい? そんなの決まっている。私はみんなの敵を取りたい。でも、この男を私は殺せない。実力が足りない。だったら、もう、みんなのところへ逝きたい。
そう決めた私は、舌を噛み締めた。
「させるかよ」
下から突き上げられ、口が開く。殺させてももらえない。殺しも出来ない。生きている意味なんか無いのに。どうして止めるんだろう。
優しく頭が撫でられる。なんでこんなに心が動くんだろう。さっきまで無理やり体を犯されていたのに。急に優しくされる。訳が分からない。涙があふれてくる。
「……ど、して……」
「チッ」
舌打ちされ、視界が回転する。再び私の上に来たリヴァイ。涙を拭われ優しくキスされる。
「気が変わった。孕むまで犯す」
「は? ああああ!」
いきなり始まった激しい律動。指で豆を弾かれ頭が真っ白になる。
「腰が動いてる」
「あっあっ! いわない、でっ!」
「フッ。出すぞ」
「いやああっ!」