第2章 支配【進撃の巨人/エルヴィン】
そして、媚薬二つ目。どうでもいい事を考えていないと前世のエルヴィンとの激しい性行為を思い出して体が勝手に期待してしまう。キスはそのままだった。だったら、性行為もそのままなんだろうか?
今度はエルヴィンと一緒に生きていきたい。
ウォール・マリア奪還作戦で私は超大型巨人の爆風による落石で命を落とした。エルヴィンは無事に生き延びてくれたのかは分からない。片腕で前線に出るなんて止めてほしかったけど、私なんかが止められるはずも無く。生きていれば、彼は私の死を聞いてどう思ったんだろう?
だから今度こそエルヴィンに生きててもらうために必死になった。エルヴィンの傍に居たくて階級を上げていったが、彼には敵わない。やっぱり上司と部下になってしまった。ならば、空将補になってエルヴィンを助けたいと思った。だから頑張ってきたのに、あの脅迫文をもらってしまった。エルヴィンに危害が及んだら嫌で辞める事にしたけど、エルヴィンを疑う自分も居た。彼に好意を向けられているのは気付いていたから。それが愛なのか同期としての気持ちなのかは分からない。
でも、きっと、また愛してくれている。
早く帰ってこないかな。
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行ける場所には全て行った。買い忘れも無い。
「おかえりなさい」
彼女の熱がこもった声で出迎えられる。それだけで幸せを感じるなんて単純だな。
「ただいま。コンビニでドリアを買ってきたから一緒に食べよう」
彼女に近づき割れ目を触る。媚薬の効果でシーツが濡れるほど濡れていた。買ったばかりのバイブを無言で挿入し、クリトリスにローターを張り付けた。嬌声を聞こえなかった事にして体を起こしてやる。腰が動いているのが分かったが気にせずドリアへ手を伸ばす。
スプーンで掬い息をかけて冷ます。
「口を開けて」
「んっ……あ……」
開いた可愛い口にドリアを入れる。口元が嬉しそうに歪んでいるので心が満たされていく。自分でも歪んだ愛だと思うが、それを受け入れてくれている気がして嬉しい。