第2章 野性味ジェラシー!【ラギー&レオナ裏夢】
そんなある日の公演中。
「お待たせいたしました!次は雌ライオンのによる6連火の輪くぐりです!」
一輪車に乗りながらジャグリングする司会のピエロ
ピエロがはけると調教師と共にが玉乗りをしながら上手から登場
客は拍手と歓声と指笛で場を盛り上げる
舞台中央へ行って調教師と共にお辞儀をする
「皆さんこんにちは〜!この子がビックオレンジサーカス団のアイドルちゃんです。さぁ皆さんにご挨拶して!」
調教師にそう言われては一声鳴き声をあげる。
「はい、ありがとう〜。今回は6連火の輪くぐりに行く前に障害物をいくつか用意しました!
まずちゃんが挑む最初のコースはローリングクライムです!
上りと下りに10個ずつ巨大ローラーがついたこのコース、勢いをつけなければすぐに転げ落ちます。
2つ目のコースは六段飛び!
真ん中にあるプール方向に45度に傾いた足場を左右交互に跳び対岸にある40フィート(約12m)のコンテナに渡ります!
最後のコースはバランスウォーク!
ロープと地面の距離は40フィート(約12m)建物で言うと約四階建くらいの高さに匹敵します。その高さで僅か幅3cmのロープの上を渡り対岸を目指します!下は特殊なマットが敷かれていて真ん中の窪みの中に泥が入っています。足を踏み外せば良くて泥んこ、最悪死が待っています。
そして、対岸まで渡ったら皆さんお待ちかね!
6連連なった火の輪くぐりでフィニッシュです!できたら大きな拍手をお願いします。
では早速やってもらいましょう!」
舞台の上に組まれたいつも通りの障害物。
いつも通りポールに吊るされた輪に火が灯される。
GO!という調教師の言葉では走り出す。
ローリングクライムも六段飛びも軽々クリア、客の歓声と拍手が大きな波のように緩急が加わって聞こえる
そして、最後の障害物バランスウォークに足を掛けた瞬間…
ガシャーーーン!!
突然火の輪のポールが倒れてテントに引火、火はすぐに燃え広がった。
「か、火事だぁぁぁ!!」
「はやく逃げろおぉ!!!!」
会場の中は一気に大パニックになり、出入り口に人が殺到した
「落ち着いてください!係の者に従って落ち着いて行動してください!!」
サーカス団のスタッフが叫ぶが誰も聞いてない