第31章 それぞれの闘い
姉の名はひなき、にちか。
2人は母同様、父の傍を離れようとしなかった。
父は厳しかった。
長く生きられないので子供たちを早く大人に育てなければならなかった。
同じように厳しかった母も眠っている。
そして輝利哉は父に代わり、鬼殺隊の隊士たちの父にならなければならない。
輝「情報が少ないね。鴉たちに1枚でも多く"眼”を撒くよう伝えて。」
か「はい。」
輝「無惨の位置は動いていない。今の段階では全員の位置が遠い。北へ誘導して。」
輝利哉様は冷静に妹たちに指示を出す。
輝「上弦と対峙しているのは…そうか。杏としのぶとカナヲと…」
く「我妻隊士です。上弦ノ陸と鉢合わせました。」
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雷の呼吸の元兄弟弟子の対決。
その対決は、6つしかなかった雷の呼吸から新たに7つ目の型を作り出した善逸が獪岳の頸を斬り落とし、決着した。
頸を斬られた獪岳は落下していく。
獪(7つ目の技だと??6つしか型がない雷の呼吸から7つ目を編み出した??アイツが??壱ノ型しか使えない奴が??俺よりも劣っていたカスが??)