第28章 対峙
杏(隊士との合流はサクラに任せてとりあえず私は鬼を滅しましょう。)
そう決めた杏は日輪刀を抜き、鬼の気配のする部屋の襖を蹴破る。
─ザクッ
ひたすら湧いてくる鬼たちを斬っていく。
杏(数が多い…。どの鬼も下弦くらいの力を待たされているようだけど自我がない。思考力もないような鬼に負けることはないでしょうけど、体力が削られる。……完全に時間稼ぎね。)
そう判断した杏はそれでもやらないわけにはいかないと、刀を振い続けた。
──────────────────
────────
柱だけでなく、無限城へと落とされた鬼殺隊士たちはそれぞれ奔走していた。
伊「猪突猛進!!なんか突然わけわからん所に来たがバカスカ鬼が出てくるもんで修業の成果を試すのに丁度いいぜぇぇ!!」
玄(何なんだここは…。鬼の根城か??他のみんなは??兄貴…兄貴も無事でいてくれ…。)
カ(ここはどこ…??師範はどこ…??)
善(音が聞こえた…。"アイツ”が近くにいるかもしれない。)
善「許さない…アイツを…絶対に許さない。」
──────────────────
────────