• テキストサイズ

【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第5章 花屋敷



『サクラかしら??』


庭の方からする声を聞き、手を拭き庭の方へ向かう。


庭に面した縁側にはサクラではない、見覚えのある一羽の鴉がとまっていた。


『あら、不死川さんの鎹鴉ですね。
 お久しぶりです。』


鴉の正面に座り、挨拶をする。
鴉も杏の方をしっかり見てペコリと頭を下げた。


「実弥!!モウスグ来ル!!」


どうやら、昨日の言葉通り鴉を飛ばしてくれたようだ。


『承知しました。
 わざわざありがとうございます。』


鴉にニコリと微笑み頭を撫でる。


すると、嬉しそうにバサバサと羽を広げる。


そんな鴉にふふ、という笑い声をもらす。


──ガラッ


不「邪魔するぞォ。」


『いらしたわね。』


戸が開く音と不死川の声がしたため玄関に向かう。


『不死川さん、おはようございます。
 ようこそ。』


不「ああ、おはよう。」


玄関につき、挨拶を交わす2人。


『さ、こちらへどうぞ。』


不死川に草履を脱ぐよう促し、廊下を歩いてゆく。


『今日はどの間になさいますか??
 今の時期でしたら春の間がオススメですよ。』


不「じゃあ、春の間…。」


『かしこまりました。』



/ 1147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp