第4章 柱合裁判
し「そうです。誰でも好きな方から耳元で告白されたら照れてしまうものです。」
宇「だが、不死川からそんな反応は見られなかった。」
し「はい。」
しのぶの説明に補足をする宇髄。
甘「そういうことだったのね!!」
伊「何を言ったのか気にはなるが、我々もそろそろ帰ろう。」
納得している甘露寺の隣から伊黒が甘露寺、しのぶ、宇髄に声をかけ、杏と不死川の方を見るよう促す。
し「あら、お二人とも帰られるようですね。」
宇「それも一緒にな。」
甘「やっぱり仲良しだわっ!!」
視線を2人に戻すしのぶと宇髄と甘露寺。
しばらく、産屋敷邸から出ていく2人を眺めていたが、4人も歩き出す。
伊「甘露寺、君は俺が送っていこう。」
甘「ありがとう、伊黒さん!!」
すぐさま甘露寺の隣をキープした伊黒が家まで送るのを申し出る。
そんな2人を空気を読んで少し後ろを歩くしのぶと宇髄。
宇「不死川もわかりやすいが、伊黒ほどわかりやすいやつはいねぇな。」
し「そうですねぇ。あれで周囲にはバレていないと思っているのですから不思議なものです。」