第4章 柱合裁判
伊「というか、先程音白はなんと言ったのだ??」
ふつうの会話は聞こえていたが、杏が不死川の耳元で囁いた言葉は流石に聞こえなかったようだ。
宇「さあなぁ。
でも、告白ではねぇことは確かだな。」
甘「えぇ!!どうしてわかるんですか??」
顎に手を当てながらニヤリと笑う宇髄に甘露寺が興味津々というように尋ねる。
し「簡単なことですよ、甘露寺さん。」
宇「簡単とはなんだ、簡単とは。」
甘「しのぶちゃんもわかるの!?」
ニコッと甘露寺に微笑むしのぶ。
なにやら文句を言っている宇髄を無視して人差し指を上げ、話し始める。
し「誰がどう見ても、不死川さんが杏さんのこと好きなのは明白ですよね??」
甘「えぇ!!」
伊(甘露寺は今日もかわいいな…。)
しのぶの問いに力強く頷く甘露寺。
そんな甘露寺を見て、1人こっそり頬を緩ませる伊黒。
し「では、もし甘露寺さんが好きな殿方から耳元で好きだと告白されたらどうしますか??」
甘「そんなこと言われたら照れて真っ赤になっちゃうわ!!あっ!!」
突然、自分のことに置き換えられた甘露寺は本当に照れて真っ赤になるが何かに気づいたようだ。