第21章 感覚強化訓練
『私たちも夕餉をいただきましょう。』
そう言って杏と祈里、音羽は居間へと消えていった。
炭治郎は隣にいた隊士に稽古について尋ねる。
炭「あの、道場ではどんな稽古をしてるんですか??」
「お前今日下りてきたのか。」
炭「はい。」
隊士は食事の手を止めて炭治郎の方を向く。
「残念だが、俺の口からは言えないんだ。
桜柱様が直々に教えてくださることになってる。」
炭「そうなんですか…。」
「ただ、山よりも地獄といえば地獄だ。
お互い頑張ろうぜ。」
炭「よ、よろしくお願いします!!」
「はやく食ってはやく寝ようぜ。
休まねぇともたねぇからな。」
炭「はい!!」
炭治郎の花屋敷での柱稽古3日目の夜はこうして更けていった………──
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そして、4日目の朝。
炭「おはようございます!!」
『はい。おはようございます。』
朝から元気な炭治郎に杏も笑顔で挨拶を返す。
『さて、早速ですがここでの稽古の説明をしますね。』
炭「よろしくおねがいします!!」