第21章 感覚強化訓練
『食べ終わったら女性の方から湯浴みをどうぞ。
蝶屋敷ほど広くはないですが、このくらいの数な
ら一気に入れますよ。
男性の方々はすみませんが少しお待ち下さい。』
「「「「わかりました!!」」」」
杏の声かけにご飯を食べながら元気に返事する隊士たち。
『私たちも食事にしましょうか。
祈里さん呼んできてくださいますか??』
音「かしこまりました。」
杏の頼みを聞き、すぐ走っていく音羽。
そこで杏は思い出したかのようにあ、と呟く。
『今日山を下りてきた方はどなたでしたか??』
すると、はい、と炭治郎を含めた3人が手を上げる。
『私の屋敷はそんなに部屋数がないので男性隊士は道場での就寝になります。布団を用意してますからそれを敷いて雑魚寝でお願いします。女性は居間に布団を敷きますからそこで休んでください。
わからないことがあれば、前からいる方に聞いてくださいね。』
炭「わかりました!!」
元気に返事する炭治郎に杏はニコッ、と微笑む。
音「杏さま。」
祈「ただいま戻りました。」
『祈里さん、今日も1日お疲れさまです。』
祈「ありがとうございます。」
杏の労いに祈里は軽く頭を下げる。