第21章 感覚強化訓練

音「では、私は食事の準備に行くので…失礼します。」


音羽は軽く頭を下げて立ち上がる。


炭「あ、俺も手伝います！！」


音「大丈夫ですよ。疲れてるでしょう？？」


炭「疲れてはいますけど、音羽さん1人に任せるわけにはいきませんから！！それに俺は今日の稽古終わりなんです。」


そう笑顔で言う炭治郎に音羽はぽかーん、としつつも、自然と笑みが零れる。


音「では、お願いしてもいいですか？？」


炭「はい！！」


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「「「「いただきます！！」」」」


庭で手を合わせ、すごい勢いで食べはじめる隊士たち。


「米うめぇー！！」


ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ、とご飯をものすごい勢いでかき込んでいる隊士が何人かみられる。


杏はそれなりの数いる隊士たちのご飯を作ってくれた音羽にお礼を言いながら近づく。


『音羽さん、ありがとうございます。』


音「いえ…。今日は竈門さんが手伝ってくださいました。」


『炭治郎くんが？？』


音「はい。お米炊くのがすごく上手でしたよ。
彼、炭焼小屋の息子だそうです。
料理は火加減！って言ってました。」


『後で頂くのが楽しみですね。』


ふふっ、と微笑む杏。