第21章 感覚強化訓練
炭(流石に追いかけては……って、来てる!!
なんで!?見えなかったら木の枝を跳んでなんて来れなくないか!?)
自分と同じ様に木の枝を跳んで追ってくる隊士を見て目玉が飛び出す勢いで驚く。
と、そうこうしている間に捕まってしまった炭治郎。
隊「やっっと山から出られる…!!」
炭「どのくらいいたんですか??」
はぁー、と息を吐きながら目隠しをとる隊士に尋ねる。
隊「俺は4日間ここにいた。」
炭「4日!?ここに!?
まだ道場もあるんですよね??」
隊「あぁ…。向こうでなにやるかはわかんねぇし、地獄なのは変わらねぇだろうな。」
若干、顔が死んでいる隊士。
隊「とりあえず下りるぞ。捕まえた証拠を連れてかなきゃいけないからな。」
炭「あ、はい。わかりました。」
そう言ってトコトコと隊士の後ろをついていきながら、炭治郎は疑問を問いかける。
炭「そういえば…なんで俺が逃げる側だって分かったんですか??目隠ししてたら鈴の色わからないのに。」
隊「金の鈴と銀の鈴じゃ音が違うからな。
まぁ聞き分けられるようになるまでかなり時間はかかったが…。」