• テキストサイズ

【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第20章 事件



柱稽古どうしよう…、と不安げに呟くと、しのぶが病室に入ってくる。


し「そんなに長くはかかりませんよ。
恐らく隊士たちの到着までには屋敷に戻れます。」


『しのぶさん。』


そのまましのぶは杏の手首などに触れ、脈を確認する。


し「脈は異常ないですね。
では、少し話をしましょうか。」


優しく微笑むしのぶに小さく頷く。


隣りにいる不死川の手にそっ、と触れると軽く握り返してくれる。


そのお陰かどうかはわからないが、しのぶからの質問にもしっかりと答えることができた。


し「どのような経緯であのようなことになったか、お話いただけますか??」


『いつも通り日中は裏山で柱稽古の準備をしていました。夜の警備の準備のために屋敷に戻ったんですけど、そのときからおかしかったように思います。』


し「おかしかった、ですか??」


『はい。あっ、そういえば小鳥遊さんは…。』


事件の経緯を話そうとして、ずっと意識がなかった小鳥遊のことを思い出す。


し「彼も無事ですよ。同じ薬を打たれたようで今はここで療養中です。」


しのぶの口から小鳥遊の無事を聞き、胸をなでおろす。




/ 1147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp