第18章 刀鍛冶の里-終結
むんっ、と腕を曲げながら力説する甘露寺。
『でも、蜜璃さん薬持ってましたっけ??』
し「今回は炭治郎くんのいる刀鍛冶の里の方の分しか用意してなかったですよ。」
杏としのぶが首を傾げていると、甘露寺が答えてくれる。
甘「炭治郎くんたちと別れた後で祈里ちゃんと音羽ちゃんが来てくれたの。痣を見た祈里ちゃんから薬を貰ったの。」
し「そうだったんですね。良かったです。」
しのぶは再び胸を撫で下ろす。
甘「ところで、痣のことはいつみんなに知らせるの??私は杏ちゃんから聞いて知ったけど…。」
し「お館様と相談した結果、副作用を抑える薬ができてから柱合会議で、ということになりました。
もう薬は完成してますから、皆さんが回復すればすぐにでも。」
甘「じゃあ、頑張って治さなきゃね!!
頑張ろう!!無一郎くん!!」
時「そうですね。」
甘露寺は自分と同じく重症の時透にガッツポーズを向ける。
『しのぶさん、少し出歩いてもいいですか??』
し「どちらに??」
『祈里さんと音羽さんの様子を見に行こうかと…。』
し「蝶屋敷の中なら構いませんよ。
無理はしないでくださいね。
肺に痛みを感じたらすぐに私かアオイに言ってください。」