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【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第17章 刀鍛冶の里-強襲



無「あの娘を取り込めば私も太陽を克服できる!!」


女「キャアアア!!人殺し!!化け物!!
化け物!!旦那様ァーーー!!」


叫び、逃げ惑う女中の上半身を变化を解いた鬼舞辻無惨は軽く薙ぎ払う。


鬼舞辻無惨を鬼にしたのは平安時代の善良な医者である。


20歳になる前に死ぬと言われていた無惨を少しでも生き永らえられるよう苦心していたにも関わらず、病状が悪化していくことに腹を立てた無惨に殺害された。


けれども、その医者の薬が効いていたというのがわかったのは医者を殺して間もなくのことだった。


無惨は強靭な肉体を手に入れたかに思えたが問題があった。


日の光の下を歩けない。


分かるのである。


日光に当たれば死ぬのだと。


人の血肉を欲するのは人を喰えば解決する為、無惨にとって大した問題ではなかったが、昼間の内行動が制限されるのは屈辱であり怒りが募る。


日の光でも死なない体になりたい。


医者の作った薬の調合を見たが試作の段階だったからか“青い彼岸花”という薬の作り方はわからなかった。


その薬は実際に青い彼岸花が使用されているようだったがその青色の彼岸花がどこに生息しているのか、それとも栽培出来るのか。


知っていたのは殺した医者のみ。


日本中、どこを探しても見つからない。


無惨は完全な不死身となる為、青い彼岸花と太陽を克服できる体質の者を探すことの2つを最優先としてきた。


禰豆子が太陽を克服した今。


禰豆子を巡ってこれまで以上に苛烈で大きい戦いが始まるだろう。


そして、無惨自身が“青い彼岸花の娘”と称す杏。


彼女はこれからどうなっていくのか………………




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