第17章 刀鍛冶の里-強襲
なんとか崖から降りてきていた玄弥はその光景を見て微笑む。
玄「良かったな…。炭治郎。…禰豆子。」
そのとき、炭治郎が突然倒れ込んだ。
鍛「うおおおお!!」
すかさず近くにいた刀鍛冶たちが支える。
鍛「唐突に限界がきた!!」
鍛「竈門少年しっかりするのだ!!」
鍛「死んだ??死んだ??」
鍛「バカ!!」
禰豆子も突然倒れた兄を見てワタワタと慌てている。
そんな様子を崖上から見ていた杏と時透。
『無一郎くん…。
これから、どうなるんでしょうか。』
静かに問いかける杏。
後ろにいる鋼鐵塚以外の2人は息を呑む。
2人とも完全に柱の顔で下を見つめていた。
時「…わかりません。
でも、とりあえず今は喜びませんか??」
不安そうな表情を浮かべる杏に時透が笑顔を向ける。
『…そうですね。』
そう言って後ろを振り返る。
『皆さんのところへ行きましょうか。』
朝日に照らされながら優しく微笑んだ。
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