第17章 刀鍛冶の里-強襲
『鉄穴森さんも。無一郎くんに刀と薬、ありがとうございました。それで鋼鐵塚さんは…』
鉄「この調子で鬼に襲われてるときもずっと研いでるんです。あの人、私が殺されかけていた時もガン無視だったんですよ。」
ケッ、と言いながら自分が引きずってきた鋼鐵塚を見る。
『それはそれは…』
杏も思わず乾いた笑いを漏らす。
『そろそろ移動しましょうか。
もう1匹鬼はいますから。』
時「鬼は今、炭治郎たちの方にいます。
炭治郎と禰豆子、あと玄弥もいました。」
『炭治郎くんたち…不安ですね。
急ぎましょう。』
状況を瞬時に把握し、立ち上がる。
鉄「あ、あの…我々は…。」
『強力な鬼はあと1匹ですが、雑魚鬼はわかりません。一緒に行きましょうか。』
杏の言葉にコクコク、と頷く鉄穴森と小鉄。
時「じゃあ、鉄穴森さんと鋼鐵塚さんは僕が抱えます。」
『大丈夫ですか??』
時「はい。僕のほうが力は強いですし。
杏さんは小鉄くんをお願いします。」
『では、お願いします。』
柱2人の会話によりあれよあれよと決まっていき、気がつくと抱えられる刀鍛冶の3人。