第4章 柱合裁判
お「炭治郎、珠世さんによろしく。」
炭「!?」
そのまま、物凄い速さでその場から離れる。
炭「ちょっと待って!!今、今…ちょっと待ってくださ…。」
炭治郎が最後まで言い切る前に、禰豆子の木箱を抱える隠の人が、炭治郎を殴り付けた。
隠「お前ェェ!!もう喋るなァ!!お前のせいで怒られただろうが!!」
隠「漏らすかと思ったわ!!」
隠「柱すげぇ怖いんだぞ!!
空気読めよ、察しろよ!!」
炭(今さっき珠代さんの名前…。)
隠たちが炭治郎を怒鳴りつける中、炭治郎はお館様が珠代さんの名前を言ったことを考えていた。
隠「絶対許さないからな‼︎」
隠「絶対許さないからな‼︎絶対に許さねぇ‼︎」
隠「謝れ!!謝れよ、謝れ!!
謝れーーーーーっ!!」
あまりにもすごい勢いで責立てられた炭治郎は思わず謝った。
炭「す…すみません…。」
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夜が更けた頃、産屋敷邸の一室にお館様、ご息女のひなき様・にちか様、そして柱の10人が集まっていた。
柱たちの顔を見渡し、お館様が話し始める。