第17章 刀鍛冶の里-強襲
鉄「だから私はあなたを最初に担当していた刀鍛冶を調べて…。」
時「ねぇ、あ…」
鉄「あっ、そうだ!!」
時透は鉄穴森に杏を見ていないか聞こうとしたが、鉄穴森の声にかき消される。
鉄「鋼鐵塚さん!!」
そう叫び、走り出す鉄穴森。
鉄穴森を見失えば、自分の新しい日輪刀を受け取れないため、時透は鉄穴森を追いかける。
鉄「良かった!!魚の化け物はいない!!
あの小屋で作業してたんです!!」
サ「ヤット戻ッテキタ!!ッテ、アラ。霞柱。」
時(杏さんの鎹鴉の……)
時「サクラ…だっけ??」
サ「ソウヨ。」
小屋の周りを旋回しながら何処かへ行った鉄穴森を待っていたサクラとも合流を果たす。
鉄「中には時透殿に渡す刀もあります!!それを持ってすぐに里長の所へ向かってください!!」
時「いや、駄目だ。」
鉄「えっ、何すか??」
疑問の声をあげる鉄穴森の首根っこを左手で掴み、小鉄を刀を持つ右手で抑える。
鉄「げうっ!!」
小「いってぇ!!腹立つ!!」
それぞれの反応を示す鉄穴森と小鉄。
サ「ドウシタノ??」
時「来てる。」