第16章 刀鍛冶の里
鋼「この錆びた刀は俺が預かる。鋼鐵塚家に伝わる日輪刀研磨術で見事磨き上げてしんぜよう。」
コオオオオオオオオオオと、謎の動きを見せながらやっと本来の目的を話してくれた鋼鐵塚。
小「じゃあ始めからそう言えばいいじゃないですか、一言。信頼関係もないのに任せろ任せろって馬鹿の一つ覚えみたいに……。」
すかさず飛び出す小鉄少年の毒舌。
今回は溜息つきだった。
すると鋼鐵塚は小鉄の首を掴んで締め上げたので、鉄穴森と炭治郎は慌てて彼のわきの下をくすぐり助け出した。
杏たちは小鉄を回収する。
『もう少し考えてから口に出しだしましょうね。私たちがいなかったらあのまま締められてましたよ??』
ケホッケホッと、咳き込む小鉄の背を優しく撫でる。
そうしている間にも鋼鐵塚が刀を持っていってしまったらしい。
ちなみに、炭治郎へと日輪刀を1つ置いていった。
炭「体力も戻ってきてるし、とりあえずこれで任務には行けます!!」
鋼鐵塚から日輪刀がもらえたことが嬉しかったようで、かなりはしゃいでいた。
炭「俺、これから玄弥のところに行ってきてきます。まだ話せてないし、心配だから…。」