第4章 柱合裁判
不「お館様…‼︎
証明しますよ、俺が。鬼という物の醜さを‼︎」
お「実弥…。」
不「オイ鬼、飯の時間だぞ、喰らいつけ!!」
そう叫ぶや否や、不死川は自身の血を禰豆子の入った箱へ垂らす。
それを見ていた伊黒が静かに指摘する。
伊「不死川、日向では駄目だ。
日陰に行かねば鬼は出てこない。」
不「お館様、失礼仕る。」
──ドンッ
物凄い速さで屋敷へ上がると、瞬時に日輪刀を構える。
不死川の次の行動を理解した炭治郎が叫ぶ。
炭「禰豆子ォ!!やめろぉーーーーーっ!!」
その瞬間、邪魔されないよう伊黒が炭治郎を抑え込む。
炭「かっ…」
炭(息ができない…動けない…っ)
不死川は禰豆子を何度か刺す。
不「出て来い鬼ィィ、お前の大好きな人間の血だァ!!」
──バキャッ
禰「…」
不死川が無理矢理扉を開け、禰豆子がヨロヨロと立ち上がる。
禰「フゥ、フゥ、フゥ」
ただでさえ累との死闘で血を使い、今もなお2,3度刺され飢餓状態の禰豆子。