第16章 刀鍛冶の里
炭「その剣士って誰??どこで何してた人??」
連続で質問された小鉄はあわあわと慌てる。
小「すみません、俺もあまり詳しくは……。戦国の世の話なので。」
祈「えっ!?」
音「戦国…!?」
炭「そんな…300年以上昔なんだ??そんな長い間壊れてないの??あの人形…。」
まさかの事実にギョッ、と驚く3人。
小「凄い技術なので、今の俺たちでも追い付かないんです。壊れてしまったら、もう直せない…。親父が急に死んじゃって、兄弟もいない。俺がちゃんとやらなきゃいけないのに、刀にも絡繰にも才能ないから…。」
炭「それであんなに…そうか、そうか…。」
プルプルと震えながらそう語る小鉄。
炭「あの人…凄いなぁ。俺とそんなに年も違わないのに柱で…才能があって…。」
炭治郎は時透へと視線を戻し、ボソリと呟いた。
銀「ソリャア当然ヨ!!アノ子ハ“日ノ呼吸”ノ使イ手ノ子孫ダカラネ!!」
「!?」
杏も含めた全員が突然聞こえた大きな声に驚き振り返る。
銀「アノ子ハ天才ナノヨ!!アンタ達トハ次元ガ違ウノヨ!!ホホホホ!!」
『銀子ちゃん…!!…お久しぶりですね。』