第16章 刀鍛冶の里
祈「私たちももっともっと頑張ります。」
音「今のままじゃ杏さまに守られてしまいますから!!」
3人の宣言に甘露寺はキュンとときめく。
甘「3人は長く滞在する許可が出てるのよね??」
炭「あっハイ。一応は…」
ちら、と隠の方を見たあと、ススと炭治郎に近づき、
甘「この里には強くなるための秘密の武器があるらしいの。探してみてね。」
と、耳元で囁いた。
甘「じゃあね!!」
『蜜璃さん、お気をつけて。』
炭「……。」
手を振り、去っていく甘露寺に杏も手を振る。
『炭治郎くん??わっ、』
黙ったままの炭治郎の様子に首を傾げ、名前を呼ぶと、突然炭治郎は持っていたお盆を上に掲げ、かなりの勢いで鼻血を出した。
禰豆子もギョッ、としている。
『た、炭治郎くん!?』
杏がワタワタと慌てる中、祈里と音羽がそれぞれ適切に対処してくれ、炭治郎は素早い鼻血の止血に成功したのだった。
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翌朝……
『炭治郎くんと??』
祈「はい。昨日炭治郎さんが蜜璃さまに教えていただいたという秘密の武器を探しに行ってもよろしいですか??」