第16章 刀鍛冶の里
蜜「後ろの子たちは…祈里ちゃんに音羽ちゃんね。女学校の任務以来かしら??お久しぶりね。」
音「お久しぶりです、恋柱さま。」
蜜「やだわ。恋柱さまだなんてやめてちょうだい。この間決めたでしょう??」
音「は、はい。蜜璃、さま。」
頬を染めながら言う音羽にキュンとしている甘露寺。
蜜「さ、祈里ちゃんも!!」
祈「はい。蜜璃さま、お久しぶりでございます。」
祈里は動揺することなく笑顔で名前で呼ぶ。
蜜「きゃーっ!!かわいいわ!!」
『ふふっ、仲がよろしいようですね。』
2人に抱きつく蜜璃を見てふふっ、と笑う杏。
蜜「えぇ!!さぁ、早く一緒に入りましょう!!」
『はい。』
──ちゃぷん
4人できゃっきゃっ、と温泉に浸かっていると、サクラが飛んできた。
実は一緒に来ていたのだ。
『サクラ、どうしたの??松茸もらって何処かに行っていたのに…。』
サクラは里の方に松茸を貰い、1人で食べようと何処かへ行ってしまっていたのだ。
サ「松茸食ベテタラ思イ出シタノヨ!!」
『何を??』
サ「出立前ニ蟲柱カラ伝達ガ来テタノヨ!!」