第4章 柱合裁判
お「彼女には遠方の任務を頼んでいてね。先程、少し遅れると連絡がきたよ。ありがとう、しのぶ。」
し「そうなのですね。失礼いたしました。」
しのぶの問いに穏やかに答えるお館様。
先程までの殺伐とした空気が少し和やかになったかと思っていると、不死川がすぐに空気を戻す。
不「畏れながら、柱合会議前にこの竈門炭治郎なる鬼を連れた隊士についてご説明いただきたく存じますがよろしいでしょうか?」
炭(知性も理性も全く無さそうだったのにきちんと喋りだしたぞ。)
驚く炭治郎をおいて、話は進んでゆく。
お「そうだね、驚かせてすまなかった。
炭治郎と禰豆子の事は私が容認していた。
そして、皆にも認めて欲しいと思っている。」
お館様の言葉に、ざわつき始める柱の人たち。
悲「あぁ…たとえお館様の願いであっても、私は承知しかねる…。」
宇「俺も派手に反対する。
鬼を連れた鬼殺隊員など、認められない。」
甘「私は全て、お館様の望むまま従います。」
時「僕はどちらでも…すぐに忘れるので。」
し「…。」
伊「信用しない、信用しない。
そもそも鬼は大嫌いだ。」