第4章 柱合裁判
炭「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら柱なんてやめてしまえ!!」
不「てめェェ…ぶっ殺してやる!!」
そんな中、屋敷の襖が開いた。
ひ・に「お館様の、お成りです」
お「よく来たね、私の可愛い剣士(こども)たち。」
炭「!?」
襖の奥から最終選別の時のおかっぱ頭の女の子二人に手を引かれ、お館様が歩いて出てきた。
お館様「お早う皆、今日はとてもいい天気だね。空は青いのかな?顔ぶれが変わらずに、半年に一度の“柱合会議”を迎えられたこと、嬉しく思うよ。」
炭治郎はお館様から目が離せず、ぽかんとしている。
炭(傷…?いや、病気か?この人がお館様?)
その瞬間、不死川が強引に炭治郎の頭を押さえつける。
炭(速い!!全く反応出来なかった!!)
不「お館様におかれましても、御壮健で何よりです。益々の御多幸を切にお祈り申し上げます。」
お「ありがとう、実弥。」
甘(私が言いたかった、お館様にご挨拶…。)
甘露寺がむくれているとしのぶが頭を上げ、口を開く。
し「お館様、桜柱がまだ到着しておりません。」