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【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第14章 刀鍛冶の里-出立



遊郭での事件や上弦ノ弐の出現からもうすぐで2ヶ月が経つ頃、祈里と音羽は洗濯をしながら溜息をついていた。


祈「杏さま、今日もあの部屋に??」


音「えぇ。朝餉を食べられてからはずっと籠もられてるわ。」


祈里と音羽は互いに打ち合うことが多くなり、その影響からかお互いには敬語を使わないようになっていた。


祈「最近はずっとね…。お客様が来られたら出てきてくださるけど。」


はぁぁ、とほぼ同時に大きなため息をついた。


確かに、しばらくはあの部屋に入り浸るとは言っていたが、1日の大半をあの部屋で過ごすようになるとは思ってもみなかったため、2人は困惑していた。


しのぶや不死川には相談してみたが、
 

しのぶからは「ご飯も食べてるし、鍛錬はしているのでしょう??でしたら大丈夫ですよ。」


不死川からは「しばらくは放っておけ。」


としか返ってこなかった。


しのぶがそう言うのであればきっと大丈夫なのであろうが、心配するなとは無理な話だ。


こういうときは付き合いの長いサクラがいると心強いのだが、最近は後輩鎹鴉たちの指導に忙しいらしく、帰ってこない日が多くなっていた。




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