第4章 柱合裁判
伊「いつもは誰よりも早く来ているのにな。」
し「任務に手こずっているのでしょうか。
…さぁ、これで少しは話せますよ。」
柱たちがひとりの少女のことを話していると炭治郎に水を飲ませたしのぶは瓢箪をしめながら話に参加する。
炭治郎はゆっくりと話し始めた。
炭「……俺の妹は、鬼になりました。
だけど、人を喰ったことは無いんです。
今までも、これからも、人を傷付けることは絶対にしません。」
炭治郎の話に柱たちはすぐさま反論する。
伊「くだらない妄言を吐き散らすな。
そもそも身内なら庇って当たり前。
言うこと全て信用できない、俺は信用しない。」
悲「あぁ…鬼に取り憑かれているのだ。早くこの哀れな子供を殺して、解き放ってあげよう。」
炭「聞いてください!!俺は禰豆子を治すために剣士になったんです‼︎禰豆子が鬼になったのは二年以上前のことで、その間、禰豆子は人を喰ったりしていない!!」
炭治郎が、必死に説得する。
そんな中で、宇髄が口を開いた。
宇「話が地味にぐるぐる回ってるぞ阿呆が。
人を喰ってないこと、これからも喰わないこと、
口先だけでなくド派手に証明してみせろ!!」