第4章 柱合裁判
冨「…。」
柱の視線が冨岡に集中する。
──水柱・冨岡 義勇
甘(冨岡さん、離れた所で一人ぼっち…
可愛い…。)
し「まぁ、いいじゃないですか。大人しくついて来てくれましたし、処罰は後で考えましょう。それよりも私は坊やの方から話を聞きたいですよ。」
──蟲柱・胡蝶 しのぶ
炭(……俺のせいで、冨岡さんまで…っ)
けれど、炭治郎が話そうとすると、呼吸が上手にできずに、むせてしまう。
炭「ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ」
し「水を飲んだ方がいいですね。」
そう言うと、しのぶは小さな瓢箪の入れ物を取り出し炭治郎の口許へあてがう。
し「顎を痛めていますから、ゆっくり飲んで、話してください。鎮痛薬が入ってるため楽になります。怪我が治った訳ではないので無理はいけませんよ。」
そう説明しながら炭治郎に水を飲ませるしのぶ。
炭治郎が水を飲んでいる間に柱たちは他の話を始める。
宇「てか、音白はどこにいんだ??」
甘「杏ちゃんはまだ来てないみたいです…。」
時「杏さんまだ来てないんですか??」
悲「あの子が柱合会議にまだ来ていないとは…」
煉「珍しいこともあるものだな!!」