第4章 柱合裁判
in鬼殺隊本部
隠「起きろ、起きるんだ」
隠の人が、炭治郎を起こす。
けれど、全く反応がない。
隠「起き…オイ、オイコラ、やいてめぇ、やい!!」
呼んでも全然起きない炭治郎に優しく起こしていた隠の人の声は段々荒くなる。
隠「いつまで寝てんだ!!
さっさと起きねぇか!!柱の前だぞ!!」
その声に慌てて飛び起きた炭治郎。
その目の前に並ぶ人達。
状況に頭が追い付かず、炭治郎は混乱していた。
炭(柱・・・!?柱って何だ?何のことだ?
この人たちは誰なんだ?ここはどこだ? )
し「ここは鬼殺隊の本部です。あなたは今から裁判を受けるのですよ竈門炭治郎君。」
柱とは鬼殺隊の中で最も位の高い10名の剣士である。
柱より下の者たちは恐ろしい早さで殺されてゆくが、彼らは違う。
鬼殺隊を支えているのは柱たちだった。
柱の人たちは口々に議論を始める。
煉「裁判の必要など無いだろう‼︎
鬼を庇うなど、明らかな隊律違反‼︎
我らのみで対処可能‼︎鬼もろとも斬首する‼︎」
──炎柱・煉獄 杏寿郎