• テキストサイズ

【鬼滅の刃】復讐の血桜 

第12章 邂逅



不「あァ、悪い、助かった。」


杏の隣で一呼吸ついた不死川が童磨から視線を逸らさず、杏に尋ねる。


不「で、どうしたんだァ??」


『…戻りました、記憶。』


不「みたいだなァ。それでその殺気かァ。
これで雑魚鬼に柱じゃないって言われることもなくなるなァ。」


良かったじゃねぇかァ、と笑う不死川。


『今それ言います??』


不「てか、お前また口調荒かったぞォ。」


『焦ったんですよ。あの冷気、知ってたので。』


不「そうかィ。」


『あの鬼の出す冷気を吸うと肺胞が壊死します。…あの頃は壊死の意味なんてわかりませんでしたけど……鬼殺隊からしてみればとてつもない脅威ですね。』


不「あァ。………夜明けまでは。」


『…あと、一刻程でしょうか。先刻の大量の鬼たちにかなり時間を取られていたようですね。』


不死川からの問いに空を見上げ、現在の時間を考える。


不死川は童磨から視線を離さないが、杏の様子もジッ、と見ている。


不(口調は落ち着いてるが、…冷静じゃない。
こいつはまだ飼いならせてねェ。)


童「ねぇー、そろそろいいかな??」


結構待ったよー、と扇を振る童磨に鋭い視線を向ける杏。




/ 1147ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp